もうこの時期に、日本で黄砂の観測

日本で観測される黄砂が、春の風物詩的な捉えられ方をするのは、個人的に前時代的感覚になりつつあるような気もしています。

20年くらい前は、ゴールデンウイーク頃に極微量の粉砂が、僅かな期間降る程度でしたので何の影響も無かったのですが、今では、洗濯物や屋外の展示物まで汚してしまう程の量が日本列島へ降り注ぎます。しかも、その範囲が非常に広くなっています。

そして先頃、平成24年 3月24日朝、那覇や鹿児島、福岡、熊本など、沖縄や九州で黄砂が観測されました。

なぜこうなっているかといいますと、中国大陸の砂漠化によるもので、年々深刻化していて、中国では、実は水に困る程の環境悪化を招いています。北京の北80キロのところまで砂漠が迫っていて、それが年々近づいて(砂漠の視点から見ると拡大して)いるのです。
しかも、化学物質規制の程度が日本や先進国の基準と違うために、それも黄砂と混じって飛来しています。

最近では、空が黄色く霞む程、大阪でも黄砂が飛んで来た事が判ります。鼻の奥が痛いくらいに感じる時もあります。

さて、当然、愛車にもこの黄砂が降り注ぎ、春先の雨の多さと相乗効果でボディーを汚してしまいます。ご存知の様に、付着物質の成分は砂で、細かい粒ですから、 擦る事は禁物です。擦るとサンドペーパーをかけるようなものですので、先ずは水洗いです。

黄砂には困ったものなのですが、今のところどうしようもありません。しかも西風の度に、繰り返しです。

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